アトピー保持者は子供を持つのが怖い。
子供を持つにあたって不安だったこと
結婚後、結婚前からか?妻はとても子供を欲しがっていた。
僕はと言うと、もちろん妻との間に子供が欲しかったのだけど、妻ほど全力で素直に「欲しい!」とは言えなかった。
なぜかと言うと、僕の悪い面が遺伝してしまうことを恐れたからだ。
目が悪い、朝に弱い、スポーツが苦手、コミュ障気味…不安要素は色々あるが
特に僕が恐れていたのは、アトピーが遺伝することだった。
アトピーとの付き合い
私のアトピーは小学校の中盤くらいから、発症し、体中にブツブツができた。幸いにも、それでいじめられたってことは無かったけど、乾燥する季節になると痒みが辛かった。夏は体中に汗もができて本当に嫌いだった。
中学入学時位に本当に酷くなり、下着のシャツもパンツも血だらけになるくらいになってしまったので、母に新しい病院に連れて行ってもらったことを覚えている。その時に貰った塗り薬は相当効いたのか、塗った次の日に身体中の炎症にカサブタができて、更にその次の日にはカサブタが取れて治っていったのを覚えている。(学校でポロポロ取れて困った…)
その後は症状も落ち着いていったのだが、それでも時々痒くなり、皮膚炎で見た目が悪くなるのはもちろんだが、痒みで勉強に集中できなったり、夜よく眠れなかったりとか、色々と嫌な弊害があった。
今は寛解と言える状態なので良いけど、あまり思い出したくない学生時代であった。
息子が産まれて
幸いにも、我々夫婦は結婚後すぐに子を授かり、5月に産まれたのだけど、上記の理由により息子に、アトピーが遺伝しないか本当にヒヤヒヤしている。
産まれたばかりの赤ちゃんには乳児湿疹が出ることがあるのだが、それもアトピー性皮膚炎ではないかとドキドキした。幸いにもそれは成長するに連れて消えてくれた。
だがしかし、また最近、お正月頃から顔の皮膚や背中の皮膚が荒れ出した。息子は8ヶ月位。もう乳児湿疹の時期ではないので、僕の心中は冷や汗である。妻は「そんな大げさな…」という感じだったが、すぐに皮膚科を受診した。
お医者さん曰く、乾燥する時期なので出た肌荒れとのこと。弱めの塗り薬を貰って、お風呂上がりと朝塗ったらすぐによくなってくれた。一安心である。
アトピー対策
アトピーの原因には諸説あって、明確な原因がよくわからない。小さい頃ほこりっぽい部屋にいるといけないとか、乾燥が良くないから、お風呂上がりにしっかり保湿してあげると予防できるとか、色々あるのだが、決め手に欠ける。
とりあえず、遺伝は大きな原因の一つであるみたい。(正確にはアレルギーになりやすい体質が遺伝しやすい)私の両親はアトピーじゃないのに、私と弟には発症し、妹だけには出なかった。不思議である。
ちなみに私はアトピーだけでなく、基本的にめちゃくちゃアレルギー体質である。
ということで、アトピー予防の石鹸を使ったり、やれることをやってはいるけど、まだまだ気は抜けないのであった。
自身の体験から、息子がアトピーになっても、上手く付き合っていける方法を伝えていけるとは思うけれども、できれば本当にアトピーにはなってほしくない…。