【レビュー】夜明け告げるルーのうた【評価】★★★★★
こんにちは、森ノ湖です!良いアニメーションを観た!
世界的に評価の高い湯浅監督の最新作「夜明け告げるルーのうた」をDVDで観ました!
素晴らしい映画というのは、映画から感じるエネルギー自体が違うものですが、この映画も素晴らしいパワフルな作品でした。
私の大好きなシーンは3つあります。
1.冒頭、ルーの歌声を聞いたカイが、思わず踊りだしちゃうシーン。
湯浅作品でよく出てくる足をバタバタするダンスを踊って、最後のキメポーズまでしちゃうのが本当にキュートでした。一気に映画に引き込まれるシーンですね。
2.ルーが保健所に集められてた野良犬を、サカナ犬に変えて救うシーン。
このシーンはたくさん面白いところがあって、ルーは水を使って野良犬を外に出すんですが、この時、ルーの操る水が四角い立方体みたいな形になるんですね。このぷるぷるとした豆腐みたいな液体の表現は何度も出てくるんですが、とてもユニークです。
また、ルーは野良犬を犬サカナに変身させるのですが、このメタモルフォーゼのシーンが楽しいんです。グニョングニョーンって犬をサカナに変身させて、脱出させるのって若干倫理にひっかかりそうで笑ったのですが、この狂った感じが良いのですよね◎
3.ルーのお父さんが、ピンチに陥ったルーを助けるために、怒り燃え盛りながら街中を駆け回るシーン。
黒い山のようになって燃え上がるパパに鳥肌が立ちました。「オツベルと象」で像が怒るシーンを思い出したよ
4.夜の街が浸水するシーン。
海面が上昇して、街中が浸水してしまうのですが、水がほのかに光る蒼緑色で描かれてて、凄くきれいなんですよ!
3つと言ったのに4つあげてしまった。まあ良いか。
アメリカの大人気カートゥーン「アドベンチャータイム」のエピソードを制作したり、海外で非常に人気の高い湯浅監督。
私が観るより先に、アメリカでアニメーターをしている友達が映画祭でこの映画を観て、Facebookで絶賛してたので悔しい思いをしていました。
日本での劇場公開時は息子が産まれたばかりで観られなかったからね。やっと見れたぜ!