【レビュー】京都で悪ノリ「鴨川ホルモー」の感想【評価】★★☆☆☆
ちょっと古い映画ですが「鴨川ホルモー」を観ました。
昔、「鹿男あをによし」というフジテレビのドラマが好きでした。
すっかりハマって原作本を買い、更にはラッキーな偶然が重なってフジテレビまで撮影のセット見学に行く機会に恵まれました。
出演者の綾瀬はるかさんや佐々木蔵之介をお見かけすることもでき、色々と思い出深い作品です。
そのドラマと同じ万城目 学さん原作の映画が「鴨川ホルモー」です。
万城目 学さん原作だと他には「プリンセス・トヨトミ」も映画になっていますね。
彼の作品の特徴は、歴史と古都とファンタジーを組み合わせて作ったなんだかちょっと胡散臭い雰囲気です。
悪い意味ではなく、なんとも味わい深い胡散臭さで、話が終わる頃にはその世界観とお別れしたくなくなります。笑
「鹿男あをによしで」は奈良、「プリンセス・トヨトミ」では大阪でしたがこの作品の舞台は京都です。
京の都の東西南北は大学(京都産業大学、龍谷大学、立命館大学、京都大学)によって守られていて、神々に奉納するホルモーという年間を通じて行う競技をそれぞれの大学の秘密のサークルが代々続けているというお話。
その競技というのがオニと呼ばれる式神を珍妙なジェスチャーとオニ語で操って戦わせるとというポケモンバトルのようなモノ。
このジェスチャーとオニ語が異常にカッコ悪い珍妙なものなので、真剣に戦ってるのに見た目はバカバカしいという面白い絵面を作ってます。笑
全体的にはイマイチ盛り上がりに欠ける残念な感じでしたが、京都を駆け回って戦う様はなかなか楽しかった!
オニのCGは「ブレイブストーリー」などのアニメーションで有名なGONZOが作ってたらしく、結構よくできてます。
オニ達のデザインがそれぞれ凝ってるので、沢山のオニが出てきてもどっちのチームかとか誰が操ってるのかもすぐ分かります。
勉強になるわ!
ビールを片手に友達と色々言い合いながらのんびり観るのが良い感じ。
オススメ度⭐️⭐️